大変失礼しました。出張続きでアップできなかった7/15付と7/22付で新たにトップ40に登場した曲を遅まきながら紹介しときます。リアルタイムでなくても許されるのがメルマガ時代と違ってブログのいいところだなあ。

まず7/15/2006付でのトップ40デビューは4曲。この週の一番人気で一番の話題は何と言ってもいきなりHot 100の12位にいきなり初登場で飛び込んできた
キャサリーン・マクフィー(Katharine McPhee)嬢(
キャサリーンの綴りがKatherineではなく
Katharineであるところに注目)の「
Somewhere Over The Rainbow」。そう、あの
ジュディ・ガーランド主演の1939年の古典映画『
オズの魔法使い』の主題歌のカバーですが、こんなベタな選曲でいきなりこんなに上位に初登場するというのは...そう、アメ・アド関係者しかあり得ないじゃないですか!
キャサリーン嬢はかの
ジェイ・レノ風の
テイラー・ヒックスが優勝した5シーズン目の『
アメリカン・アイドル』で
テイラー、禿頭の
クリス・ドートリー共々最後の3人に残ったファイナルのファイナリスト。そしてこの3人のうちではもっとも歌唱力もあり(やや
マライア・キャリー風)、ルックスも知的でフォトジェニックだし、とってもレコード会社が売り出しやすいタイプのシンガーなんで、この人気ぶりも頷けるところ。
ケリクラや
キャリー・アンダーウッドといったメインストリーム系優勝者の後継者的位置づけで、結局こういう人が今後も長くチャートに顔を出し続けるのではないかね。歌の方もいきなりアカペラの歌い出しからしっとりとギターのオブリガードにのって伸びやかなボーカルで自信満々に歌いきっている
マクフィー嬢、この曲とシングルにカップリングされていてこの週圏外60位に初登場していた「
My Destiny」も正当派ポップ・バラードで、久々に直球ど真ん中で勝負する本格派女性ボーカルということで今後が期待できる。しかしプロデュースが
デヴィッド・フォスターというのもあまりにベタすぎるなあ。なおこの曲、この後赤丸を消して現在50位まで下降している。作者は
ハロルド・アーレンと
E.Y.ハーバーグ。
この週31位に入ってきて2番手のトップ40初登場だったのは、
T.I.主宰のレーベル、
グランド・ハッスルから

デビューした
ヤング・ドロ(Young Dro)なるアトランタのラッパーの「
Shoulder Lean」。その
T.I.をフィーチャーしてのデビューだが、もともと
T.I.とは昔からの付き合いで、
P$C(Pimp Squad Click)と称するポッセで一緒だったこともあるというから、まあ地元シーンではおなじみ、今回初めて
T.I.のサポートで全国区にデビュー、というところ。曲の方はだるーい感じのサザン・ヒップホップ・トラックで、クランクとかのアッパーな感じとは好対照。はっきり言って聴いてるとちょっと催眠効果のあるトラックだ。ガーッと酒をかっくらってグラスでもキメながら聴くといいのかもしれん。でもこの曲やはり最近のサウスもんの例に違わずチャート上は好調で、7/29付ではもう15位まで上昇してトップ10目前といったところだ。作者は
T.I.(クリフォード・ハリス)に加えて
C.クイン、D.ハートの3人の共作。プロデュースは
リルC。

7/15付の3曲目のトップ40初登場は、39位にこれもHot 100初登場、一時期一緒にMTVでTVショーまでやりながら、あっけなく
ニック・ラシェイを袖にして離婚してしまった、あの
ジェシカ・シンプソンの新曲「
A Public Affair」。前の旦那の
ニックも「
What's Left Of Me(僕に残されたもの)」などという意味深なタイトルの曲をこの間トップ10ヒットにしていたが、今回の
ジェシカの曲のタイトルも結構意味深。内容は「女の子はみんな人の目なんか気にせずに、パーティーに情事にガンガンいっちゃおう!人が何言おうと関係ないわよね!」といかにも頭悪そうなもの。そして曲は...ううう、あまりにもお手軽すぎる。これでは
マドンナの「
Holiday」と
シュープリームスの「
Ain't No Mountain High Enough」の合成ではないか(一応後者の作者、
ニコラス・アシュフォードと
ヴァレリー・シンプソンはクレジットされているが)。『
チキン・リトル』の豚君じゃないんだからさあ、もっと何というかせめて
パリス・ヒルトンくらいもう少しオリジナルっぽい曲やったら?と思ったらやはりこの曲その後赤丸を消して38位で足踏み状態。来週くらいにはドカーンと急降下と見た。作者には上記の
アシュフォード&シンプソン以外に
ジェシカ自身の名前と
J.オースティン、G.カースティン、S.ワッターズ、L.ビアンカニエロ、L.メンデスの名前がクレジットされているが....プロデュースは
L.メンデス。うーむ。
さてこの週のトリで40位に入っていたのは、こちらもこの間「
Temperature」を大ヒットさせて依然乗りに

乗っている
ショーン・ポールがあの本格派ソウルの歌姫、
キーシャ・コールをフィーチャーした「
When You Gonna (Give It Up To Me)」。全然関係ないが、この曲のiTuneのページへの書き込みを見てると、アメリカ人のリスナーが「
ショーン・ポールよ、お前の歌って何言ってるか全然わかんねーから、俺っちいつもでたらめで歌ったりしてるけどおめーって最高だぜ!」なんていうのがあったりしてその馬鹿さ加減に思わず吹き出してしまった。ま、それは別にして確かに
ショーン・ポールのトーストっぽいボーカルには結構クセになるものがあるのは確かで、最近みたいにだんだん暑くなってくるとこのあたりの好感度がまたぐっと上がってくるというもの。今回は
キーシャの絡みも全体にR&B色を色濃く出すのに役だっていて、なかなかいい楽曲に仕上がっている。この曲も好調で7/29付では16位にアップしてきてるのでこれもトップ10射程距離。作者は
S.P.ヘンリケ、J.ヘンリケ、D.ベネット、N.スタッフの4人で、プロデュースは
D.ベネットでした。
ああ疲れた。一気に書くとやはり疲れるな。7/22付の初登場曲はちょっと休んで後でアップします。ちょっと待ってね。
posted by Boonzzy at 13:33| ニューヨーク

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