2009年12月30日

■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 4

さあ年も押し詰まって来たことだし、どんどん行きましょう。まずは昨日のトリビアの回答から。

2000年代で1位以外の曲で年間チャート1位になった曲がライフハウスの「Hanging By A Moment以外に何曲あったでしょうか?またそれらは誰の何という曲で最高位は何位?

これはちょっと簡単だったですかねえ。で、答えは「(ライフハウス以外では)1曲」でした。ここで2000年代各年の年間チャート1位をおさらいしてみましょう。

2000: Breathe - Faith Hill (#2)
2001: Hanging By A Moment - Lifehouse (#2)
2002: How You Remind Me - Nickelback (#1)
2003: In Da Club - 50 Cent (#1)
2004: Yeah! - Usher Featuring Lil Jon & Ludacris (#1)
2005: We Belong Together - Mariah Carey (#1)
2006: Bad Day - Daniel Powter (#1)
2007: Irreplaceable - Beyonce  (#1)
2008: Low - Flo Ride Featuring T-Pain (#1)
2009: Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas (#1)

FaithHill_Breathe.jpg...ということで2000年代の初頭、2年続けて最高位2位が年間トップ、という波乱があった後はそれぞれ順当にNo.1ヒットが年間首位を押さえていたのでした。ちなみにもう一曲の最高位2位の年間トップ曲、フェイス・ヒルの「Breathe」は、今回の独自集計デケード・チャートではチャート期間の最初の方がカットされたのが響いて、29位(BB誌:27位)と振るわずじまいでした。うーんでもBB誌、「Breathe」と「Hanging By A Moment」が並んで26位、27位とはますます何だか作為を感じるなあ...さて、気を取り直していよいよデケード・チャート、トップ10の発表です。

10. Let Me Love You● - Mario
       (2005/1/1 - 2/26 9週 最高位1位)(BB誌:8位)
       (Hot 100 - 36週、Top 40 - 31週、Top 10 - 21週)

Mario_LetMeLoveYou.jpg 昔高校時代の同級生で、島田君というヤツがいまして。彼の名前が麻里緒(マリオ)っていうんですよね。それだけなら「変わった名前を付ける親もいるもんだ」くらいですむんですが、彼のお兄さんが樹里緒(ジュリオ)だったんだよね!....ってまあそんなことはどうでもいいんですが。でこのマリオことマリオ・デューワー・バレット君は、もともと2002年にあの怪人ビズ・マーキーの1990年の大ヒット「Just A Friend」(最高位9位)のリメイク「Just A Friend 2002」(最高位4位)でいきなりデビューしたのがメジャーブレイクのきっかけだった、まあ何と言うこともないティーンエイジャー・R&Bスター(デビュー当時16歳)だったんですが、名サウンドメイカー、スコット・ストーチと組んで2004年にリリースしたアルバム『Turning Point』からのこの匂い立つようなR&Bミディアム・バラードのシングルが一気にエアプレイを稼いで何とポップ・チャートでも9週1位を獲得するという大ヒットになったのでした。いや、当時このヒットは一体何なんだろうな、というのがチャートを追っかけてて思った率直な感じでして。しかし曲は良くできとるよね。それもそのはず、この曲プロデューサーのストーチ氏と共作で今をときめくニーヨがそのキャリアの初めの頃に手がけた曲だということで、そう聞けばなーるほど、と納得のいく佳曲ですよねえ。裏を返せば楽曲の良さで生まれたヒットであって、決してマリオというアーティストパワーによるヒットではなかった、ということはこの後マリオ君が放っているトップ40ヒットは「Crying Out For Me」(リアーナで有名なポロウ・ダ・ドンによるプロデュース、2007年最高位33位)にしても「Break Up」(大御所ショーン・ギャレットのプロデュース、2009年最高位14位)にしてもいずれもプロデューサー・ドリヴンのヒットであることからも明白。もっと精進しろよ!ちなみにこの曲、2005年の年間チャートでは見事に年間3位にランクインしてました。

9. No One▲3 - Alicia Keys
      (2007/12/1 - 29 5週 最高位1位)(BB誌:6位)
      (Hot 100 - 39週、Top 40 - 36週、Top 10 - 22週)

AliciaKeys_NoOne.jpg アリシアはいい意味でも悪い意味でももうニューヨークR&Bを体全体で体現しているアーティストなんであって、それはこの間のジェイZとの素晴らしいコラボ「Empire State Of Mind」での存在感でも十二分に感じられるところだというのは皆さんも納得いただけるでしょう。そのアリシアが「Fallin'」とアルバム『Songs In A Minor』(2001)でいきなりグラミーのSong Of The Yearと最優秀新人賞を獲得して鮮烈にデビューした時、僕は狂喜乱舞したもんです。で、初期のよりストイックでマイナー調のバラードから一気にメジャー・トーンに曲調を進化させて大ヒットとなったのがこの「No One」。いろんな意味でアーティストとしての芸の厚みを加えたこの曲とアルバム『As I Am』(2007)で自分をreinvent(再構築)して見せたアリシア、この曲でもこの年のグラミー賞最優秀R&Bソングと最優秀R&B女性ボーカル・パフォーマンス部門を獲得するなどその実力のほどを改めて見せつけてくれたもんでした。この曲、チャートランの最初の部分をカットされながらも2008年の年間チャートで堂々3位にランクインされてましたね
 
8. Boom Boom Pow - The Black Eyed Peas
      (2009/4/18 - 7/4 12週 最高位1位)(BB誌:7位)
      (Hot 100 - 33週、Top 40 - 28週、Top 10 - 19週)

 すいません、この曲については既にもう今年何度も取り上げてるし、あまりコメントすることもないので、特にコメントは致しません。でもオジサンにとっては、チアラの「Goodies」以上になんでこの曲がこんなにヒットしたのかさっぱりわかんないや。

7. Gold Digger▲2 - Kanye West Featuring Jamie Foxx
      (2005/9/17 - 11/19 10週 最高位1位)(BB誌:9位)
      (Hot 100 - 39週、Top 40 - 32週、Top 10 - 19週)

KanyeWest_GoldDigger.jpg 今年MTVミュージック・アウォーズでテイラー・スイフトを襲った事件でめっきり株を下げてしまった感じのあるカニエ・ウェストですが、ビルボード誌の選んだ2009年の女性アーティスト・オブ・ジ・イヤーがテイラー・スイフトで、男性アーティスト・オブ・ジ・イヤーがカニエだというのも結構シャレがきつくて笑えるよねえ。で、この曲はカニエ2枚目のアルバム『Late Registration』(2005、そうあのクマさんのジャケのやつ)からのカットで、当時映画『Ray』(2004)でのレイ・チャールズ役で見事アカデミー賞主演男優賞を取ったばかりのジェイミー・フォックス(この人、もともとはコメディアンなのよね)をフィーチャーして何と10週1位の大ヒットにつながったというもの。あの♪ドドスカドンスカドドスカドン♪という強烈なドラムビートは結構鮮烈だったよね。でも10週も1位取ったのに、この年の年間チャートでは最高位2位のチアラの「1, 2 Step」とかケリクラの「Since U Been Gone」とかの後塵を拝して年間6位に甘んじてたのは結構かわいそうだったかもね。

ということで今日はここまで。で、今日のトリビアです。

<デイリー・トリビア・クイズ #3>

2000年代に、いわゆる「同名異曲」のトップ40ヒットというのが全部で何と47組ありますが、その中で「トップ10ヒット2曲の同名異曲の組み合わせ」というのは果たして何組あるでしょうか?さらに、そのうち2曲の最高位が全く同じ、という組み合わせが2組ありますが、その2組の曲名とアーティストの組み合わせを答えなさい。

では答えはまた明日。
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2009年12月29日

■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 3

どうもこの企画引っ張りすぎのような気がしてきて。だいたい2回のアップで15位〜20位までしかカバーできてないというのはやはりスピード感から言ってどうかという気もしますし。ということで今日は何とか11位くらいまではカバーしたいな、と思っております。

14. Big Girls Don't Cry
▲2 - Fergie
        (2007/9/8 1週 最高位1位)(BB誌:13位)
        (Hot 100 - 48週、Top 40 - 40週、Top 10 - 21週)

Fergie_BigGirlsDontCry.jpg 出たよ。俺の嫌いなファーギー。だいたい彼女のソロ活動が本格化してからこっちというもの、ブラック・アイド・ピーズがろくなことになってないというのも彼女のことを好きになれない理由の一つだったりして。いやね、そりゃこの曲自体はそんなに悪い曲じゃないと思いますよ。地味にアコギで始まって、いい感じでブリッジにかけて盛り上がって行く曲で、最近のBEPのあざとさとはある意味対極にある曲だし、こういう曲を自作自演してしまえるファーギーことステイシー・ファーガソン嬢の才能のほどは一定認めましょう。でもね、これが48週もHot 100に滞在して1位になってしまうような曲かなあ。だいたい決定的なのは一昨年だったか、キャロル・キングメアリー・J・ブライジと並列のスリートップで来日公演を果たしたこと。Excuse me、でもね君がこの二人とタイマン張るのは100年早いのよ、という感じでした。2007年の年間チャートでも、まあ何てことでしょう、堂々4位にランクインされてしまっていました。

13. Dilemma - Nelly Featuring Kelly Rowland
        (2002/8/17 - 9/28 & 10/19 - 11/2 10週 最高位1位)(BB誌:11位)
        (Hot 100 - 29週、Top 40 - 27週、Top 10 - 19週)

Nelly_Dilemma.jpg ううむ、この曲はね、アメリカでの夏とイメージがバッチリ重なっているんですよね、個人的には。ちょうど2000〜2004年は会社の駐在でニューヨークにいた時期で、meantimeのメルマガ原稿も時差を活用してうまく締め切りに間に合わせていたようなそんな時期に、毎朝片道70マイル(約120キロ)の通勤経路を車で通いながら、FMとかCDとかをバンバン聴きまくっていた頃でした。特に2002年の夏といえばネリーネリーといえばこのデスチャのケリーとの素敵なコラボの「Dilemma」がもう耳タコだったのを思い出します。昨日のトリビアでも触れたように、この前にネリーの「Hot In Herre」が7週1位だったものの後を受けてこの曲が7週1位、その後この年の『アメリカン・アイドル』ファースト・シーズン優勝でこの年のもう一人のポップ・カルチャー・アイコンだったケリー・クラークソンの「A Moment Like This」に2週だけ1位を譲ったものの、返り咲きで3週1位を記録、通算10週1位という大ヒットとなったのでした。2002年の年間チャートでは、その「Hot In Herre」の3位に続きこの曲も年間4位に輝いていましたが、このデケード・チャートでは「Hot In Herre」は僕の独自集計では47位、BB誌でも32位と「Dilemma」の方がずっと大きなヒットとしてランクされているのが面白いところ。

12. Hanging By A Moment - Lifehouse
        (2001/6/16 - 30 & 7/14 4週 最高位2位)(BB誌:26位)
        (Hot 100 - 54週、Top 40 - 45週、Top 10 - 20週)

Lifehouse_HangingByAMoment.jpg さあ、ここでも1位以外に冷たいビルボード誌のデケード・チャートの特性が出てるような気が。だいたいファーギーの「Big Girls Don't Cry」と比べて最高位滞在週数、Hot 100週数、Top 40週数といずれも遙かにライフハウスの方が上なのに、1週しか1位になってない「Big Girls Don't Cry」よりも遙かに低い26位というのはどうよ?という感じ。しかもこの曲は、誰あろうビルボード自身が2001年の年間チャートで、6週1位のアリシア・キーズFallin'」を2位に押さえて堂々年間チャート1位にした曲だというのに。まあそれはそれとして、この彼らのデビューアルバム『No Name Face』からのデビューヒットがいかに54週の長きにわたってヒットしたとはいえ、いきなり年間チャートの1位になった時はさすがにちょっと驚いたもんでしたが。まあこのしゃがれ声のボーカルによるハード・ポップ的ロックは後のニッケルバックとかに道を開いた、2000年代のメインストリームの一スタイルを確立したという風に評価できないこともないけど。ただ彼らもこの後「You And Me」(2005年最高位5位)のヒット以外はぱっとせず、あんまり最初が凄すぎると後が続かない、の典型に陥ってしまっているのがちょっと気の毒ですが。

11. Family Affair - Mary J. Blige
        (2001/11/3 - 12/8 6週 最高位1位)(BB誌:12位)
        (Hot 100 - 41週、Top 40 - 36週、Top 10 - 19週)

MaryJBlige_FamilyAffair.jpg ファミリー・アフェアといってもスライじゃないよ〜ん。なんていうオヤジギャグの通じる今時の洋楽ファン、いないだろうなあ(タメ息)。さて独自集計デケード・チャート11位は、パフ・ダディに見いだされて1992年にデビューして以来、90年代以降のソウル界に君臨してきた女王、メアリーJ。彼女唯一のNo.1ヒットである「Family Affair」がランクされました。改めて確認してみると、こうして彼女がピンで放ったトップ10ヒットって、「Real Love」(1992年最高位7位)「Not Gon' Cry (From "Waiting To Exhale")」(1996年最高位2位)この曲、そして「Be Without You」(2005年最高位3位)の4曲しかないというのが結構意外。これ以外の大ヒットって、メソッド・マンリュダクリスとのコラボだったりして、彼女のポップ・チャートでの評価って結構高くないのね、というのを再認識してしまった次第。またこの曲もDr. ドレのプロデュースによるかなりエレクトロ・ファンクを意識した硬派な音作りで今聴くと「何であんなにキャッチーな『Real Love』が7位でこれが1位?」と思ってしまうのです。まあこの曲収録のアルバム『No More Drama』(2001)発表当時も、あの名盤『Mary』(1999)の後の音の違いに結構違和感を持ったのを覚えてますね。しかし先週発売された彼女の新作『Stronger With Each Tear』(2009)は「メアリーJももうやることなくなってるかも」と思いながら聴いたら、思いの外すごくソリッドな出来で曲の出来もいいし、メアリーJもまだまだこれからやってくれるかも、と楽しみになった次第でした。なおこの曲は惜しくも年間チャート集計期間の狭間に入ってしまった関係で、2001年の年間チャートでは31位、翌2002年の年間チャートでは17位といずれも中途半端な順位に終わってしまってます。でもデケードで11位(BB誌12位)ですから、メアリーJ最大のヒットのランクとしては堂々たるもんです。あっぱれ

ということで今日は11位まで。そこでデイリー・トリビア・クイズ第2弾(今回はちょっと簡単かも)。

<デイリー・トリビア・クイズ#2>

12位に入ったライフハウスの「Hanging By A Moment」は最高位2位ながら2002年の年間チャート1位に輝きましたが、2000年代で1位以外の曲で年間チャート1位になった曲がこれ以外に何曲あったでしょうか?またそれらは誰の何という曲で最高位は何位?

答えは明日のアップで。
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2009年12月28日

■Billboard対抗企画:独自集計Decadeチャート発表!Part 2

さて年末企画で昨日からスタートしている独自集計デケード・チャート発表、パート2をお送りします。昨日はカウントダウンで20位から18位まで発表しましたが、最後で「デイリー・トリビア・クイズ#1」を出題しましたが皆さん、答えは判りましたか?もう一度問題を繰り返すと、

アウトキャスト以前に、自分の1位で自分の1位を蹴落とした(つまり2曲連続1位)アーティストが5組ありますが、それは誰でしょう?また、アウトキャストの後に同じことをやっているアーティストが3組あります。それは誰でしょう?

では答えです。

1. Beatles
  • 1964/2/1 - 3/14 (7週1位)I Want To Hold Your Hand
  • 1964/3/21 - 28(2週1位)She Loves You
  • 1964/4/4 - 5/2(5週1位)Can't Buy Me Love

Beatles_AbbyRoad.jpg 当然というか予想通りというか、やはりビートルズが最初にやってました。しかも3曲連続で14週間1位独占という1964年当時だとあり得ないことを。ちなみに今回のクイズの対象となる自分の1位で自分の1位をフォローした(英語だと"back-to-back #1"といいますが)アーティストはアウトキャストを含めて9組ですが、3曲連続でやったのは("back-to-back-to-back #1"ですな)ビートルズだけです。しかもチャートファンならご存知の通り、1964年4月4日のチャートではビートルズが1位から5位までを独占するというとんでもないこともやってしまってました。

2. Boyz II Men

  • 1994/8/27 - 11/26(14週1位)I'll Make Love To You
  • 1994/12/3 - 10(2週1位)On Bended Knee

BoyzIIMen.jpg 時は30年経って、1994年の夏から冬にかけて、ボーイズIIメンがこの2曲で史上2回目のback-to-back1位を達成してました。この時点で14週1位というのは最長記録。このあたりから「One Sweet Day」とか10週超1位の曲が増えていった、チャート的には一つの時代の始まりでしたね。

3. Puff Daddy
  • 1997/7/5 -8/23(11週1位)I'll Be Missing You - Puff Daddy & Faith Evans (Featuring 112)
  • 1997/8/30 - 9/6(2週1位)Mo Money Mo Problems - The Notorious B.I.G. (Featuring Puff Daddy & Mase)

PuffDaddy.jpg 90年代後半はこの人のサウンドメイキングを核としたメインストリーム・ヒップホップが全盛期に入った時代。折しも巨人ノトーリアスB.I.G.の早すぎた死をしっかり商売に結びつけたパフ・ダディ(後P. ディディに改名)が史上3組目のback-to-back1位を達成。この頃からですかねえ、やたらアーティスト名にフィーチャリングが多用され始めたのは。それにしてもこの時代のパフ・ダディは無敵でしたね。

4. Ja Rule
  • 2002/2/23 - 3/2(2週1位)Always On Time - Ja Rule Featuring Ashanti
  • 2002/3/9 - 4/13(6週1位)Ain't It Funny - Jennifer Lopez Featuring Ja Rule

JaRule.jpg とっちゃん坊やフェースにチョビ髭というどう見ても売れそうにない面相のジャ・ルールでしたが、アシャンティクリスティーナ・ミリアンなど女性シンガーとのコラボでうまく売りの方程式を作り上げてました。J-Loともこの曲の他「I'm Real」でも組んで見事1位を飛ばしてました。この人はちょっと盲点だったかも?

5. Nelly
  • 2002/6/29 - 8/10(7週1位)Hot In Herre
  • 2002/8/17 - 9/28(7週1位)Dilemma - Nelly Featuring Kelly Rowland

N+elly.jpg この人も一時凄い勢いがありました。ミネアポリスから登場した方言ラップを売りに2002年の夏は史上5組目のback-to-back1位を達成、14週もトップを独占してました。2002年といえば僕がニューヨーク駐在で一番忙しかった頃ですが、車通勤でラジオを付けるといつもこいつとこの前のジャ・ルール、そしてジェニロペがかかっていて耳タコでしたね。デスチャのケリーとのコラボもジャ・ルールの2番煎じじゃないか!という声もありましたが大ヒットでした。

6. OutKast
(昨日のブログを見てください)

7. Usher
  • 2004/7/17(1週1位)Burn(7週1位の後の返り咲き1位)
  • 2004/7/24 - 31(2週1位)Confession Part II
Usher.jpg
 この間『Glee』のキャストがビヨンセの「Halo」とのメドレーで「Confession Part II」をカバーしてましたが、2004年のアッシャーも無敵でした。そんな中、「Burn」が7週1位の後アメ・アドのFantasiaの「I Believe」に1週1位を明け渡した後の1週1位とそれに続く「Confession Part II」で、アッシャーも史上7組目のback-to-back1位を達成したのでした。

8. T.I.
  • 2008/10/4 - 11(2週1位)Whatever You Like(3週1位の後の返り咲き)
  • 2008/10/18(1週1位)Live Your Life - T.I. Featuring Rihanna
そして。
  • 2008/11/1 - 8(2週1位)Whatever You Like(更にもう一度返り咲き)
  • 2008/11/15 - 12/6(4週1位)Live Your Life(こちらも返り咲き)

TI.jpg このあたりだとつい最近なのでよく覚えてる人も多いでしょう。しかし改めてこうしてみると、僅か3ヶ月の間に2回もback-to-back 1位を達成しているT.I.って何者??って感じですが。ビートルズとは全く違う意味で凄いチャート記録ですね。

9. The Black Eyed Peas
  • 2009/4/18 - 7/4(12週1位)Boom Boom Pow
  • 2009/7/11 - 10/10(14週1位)I Gotta Feeling

 こちらはもうあまりコメントすることもないですね。はい。ということで以上9組のback-to-back 1位を達成したアーティストたちでした。しかし...BEP以外はみんな見事に男ばっかしだな。なぜ?


では独自集計デケード・チャート発表に戻ります。

17. Goodies
● - Ciara Featuring Petey Pablo
        (2004/9/11 - 10/23 7週 最高位1位)(BB誌:31位)
        (Hot 100 - 38週、Top 40 - 31週、Top 10 - 17週)

Ciara_Goodies.jpg 独自集計デケード・チャートの17位は、テキサス州オースティン出身、現在アトランタをベースにしているチアラピーティ・パブロの「Goodies」がランクイン。この曲発表当時19歳だったチアラのデビューヒットがこの大ヒットにつながった要因は(もちろん彼女のフォトジェニックなルックスもあったが)その前年末自らのヒット「Get Low」(最高位2位)でクランク旋風を引き起こし、この年夏にはアッシャーとのコラボによるメインストリーム・クランク・ヒット(何じゃそりゃ)「Yeah!」(12週1位)でクランク人気の立役者としての地位を確立したジョン・スミスことリル・ジョンのプロデュースでしょ。曲の方もリル・ジョン、ショーン・ギャレットチアラ自身他2名のペンによるもので、ピーヒョロシンセにのってピーティ・パブロのラップから始まり、つぶやくような囁くようなチアラのボーカルがまとわりつく、といったまあいわば旬のサウンドに乗った時代の徒花ヒット、という感じですな。今でも何でこんなに売れたのか、オジサンさっぱり分かんないや。2004年の年間チャートでも堂々9位ですぞ。

16. Foolish - Ashanti

        (2002/4/20 - 6/22 10週 最高位1位)(BB誌:19位)
        (Hot 100 - 32週、Top 40 - 26週、Top 10 - 17週)

Ashanti_Foolish.jpg 16位に入ったのは、ジャ・ルールを擁するマーダー・インク・レーベル主宰者アーヴ・ゴッティの秘蔵っ子アシャンティの「Foolish」。ジャ・ルールとのコラボ・ヒット「Always On Time」(2001年最高位1位2週)で一気にスターダムに躍り出たアシャンティ、その涼しげなウィスパリング・ボーカルとキュートなルックスもさることながら、この「Foolish」も含めて自分が絡んだ曲はほとんど作曲者に名を連ねているという才女でもあるあたりが強かなところ。この曲もディバージの「Stay With Me」の超有名なピアノリフをループにして、浮気な彼から離れられない女心を切々と歌っているという、なかなかラジオ受けも良さそうな曲で、10週も1位になりました。この年の年間チャートでも、ニッケルバックの「How You Remind Me」には年間1位を譲ったものの、この年の人気者だったネリーを押さえて堂々年間2位にランキングされた、彼女の最大にヒットになったのでした。2008年の「The Way That I Love You」(最高位37位)以降トップ40ヒットがないけど、才能のある彼女のこと、そろそろ復活してくれるものと信じてます。

15. Before He Cheats▲2 - Carrie Underwood
        (2007/6/2 1週 最高位8位)(BB誌:100位以内に入らず
        (Hot 100 - 64週、Top 40 - 53週、Top 10 - 2週)

CarrieUnderwood_BeforeHeCheats.jpg そしてさあこれだよ。どうも今回ビルボードのデケード・チャートを見てて妙に面白みがないなあ、と思っていたら、1位2位でない曲のポジションが異様に低いような気がするんだよね。それでこのキャリー・アンダーウッドの曲なんてそのいい例で、僕の集計では堂々15位なんだけど、ビルボードの方では何と100位にすら入ってないんですよ、あなた!Hot 100に64週滞在ということで、歴代4位の長寿ヒットなのに(まあ15位は高すぎる、としてもだよ)100位に入らないというのはどおおおおも解せないのです。まあそれはいいとして。彼女はご存知『アメリカン・アイドル』第4シーズンで、あのボー・バイス(彼は今いずこ?)を破ってチャンピオンになり「Inside Your Heaven」でデビューヒットNo.1、という華々しいキャリアで、今や中堅カントリーシンガーとしてアメ・アドの後進たちのいいロール・モデルになってるね。オール・アメリカンで保守的なイメージだけど、ベジタリアンだったり、この曲のように他の女の子にちょっかいを出す彼の四駆をバットでボコボコにする、なんていう激しい歌も歌えるのでただの小綺麗な女性カントリー・シンガーではないですね、明らかに。2007年の年間チャートではこの曲堂々6位に入ってました。

ということで続きはまた明日。
posted by Boonzzy at 00:28| ニューヨーク 雨| Comment(0) | TrackBack(0) | チャートアクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする